年金にはどんな種類がある?調べてみた

年金について調べていると、「老齢年金」「障害年金」「遺族年金」という言葉を目にする機会が何度もありました。

前回の記事では、公的年金制度は老後だけではなく、障害や死亡など、さまざまな場面で生活を支える社会保障制度であることを調べました。

しかし、公的年金制度で受けられる年金にはどのような種類があり、それぞれどのような違いがあるのかも気になりました。

「年金には、どのような種類があるのだろう?」

そんな疑問が浮かび、改めて調べてみることにしました。

年金にはどんな種類がある?

調べてみると、公的年金制度で受けられる主な年金給付には、「老齢年金」「障害年金」「遺族年金」の3種類があることが分かりました。

老齢年金は、高齢になったときの生活を支えるための年金です。

障害年金は、病気やけがなどによって一定の障害の状態になった場合に、生活を支えるための年金です。

遺族年金は、公的年金の加入者などが亡くなった場合に、一定の要件を満たす遺族の生活を支えるための年金です。

年金というと老後に受け取るものという印象がありますが、公的年金制度には、老後だけでなく、障害や死亡といった人生のさまざまなリスクに備える仕組みがあることが分かりました。

また、公的年金の給付は、基礎年金と厚生年金からなる「2階建て」の構造になっています。

老齢年金だけでなく、障害年金や遺族年金についても、基礎年金と厚生年金のそれぞれに給付があります。

そのため、どの年金を受け取れるかは、加入していた年金制度やその人の状況などによって異なります。

老齢年金とは?

老齢年金について調べてみると、一定の受給資格期間などの要件を満たした人が、高齢になったときに受け取る年金であることが分かりました。

老齢基礎年金は、保険料納付済期間や保険料免除期間などを合算した受給資格期間が10年以上ある場合に、原則として65歳から受け取ることができます。

また、希望に応じて、60歳から65歳になるまでの間に受給を開始する繰上げ受給や、66歳以降に受給を開始する繰下げ受給を選択することもできます。

老齢年金には、国民年金から支給される老齢基礎年金と、厚生年金保険に加入していた人が受け取る老齢厚生年金があります。

会社員や公務員など厚生年金保険に加入していた人は、条件を満たすことで、老齢基礎年金に加えて老齢厚生年金を受け取ることができます。

老齢基礎年金は保険料を納めた期間などに応じて、老齢厚生年金は加入期間や賃金などに応じて年金額が決まります。

このように、老齢年金は加入していた年金制度や加入期間、現役時代の賃金などによって受け取る年金の内容が異なりますが、老後の生活を支える中心となる年金であることが分かりました。

障害年金とは?

障害年金について調べてみると、病気やけがによって一定の障害の状態になった場合に支給されることがある年金であることが分かりました。

障害の原因は事故だけではなく、病気による場合も対象となることがあります。

障害年金には、障害基礎年金と障害厚生年金があります。

障害基礎年金は障害の程度などに応じて支給され、障害厚生年金は、加入期間や賃金、障害の程度などに応じて年金額が決まります。

また、障害年金を受け取るためには、初診日や保険料の納付状況、障害の状態など、一定の要件を満たす必要があります。

障害年金は高齢者だけが対象となる制度ではなく、現役世代でも受け取ることがあります。

病気やけがによって生活に影響が生じた場合などに、その生活を支える役割があることも分かりました。

このように、障害年金は、病気やけがによって一定の障害の状態になった場合に、生活を支えるための重要な仕組みであることを知りました。

遺族年金とは?

遺族年金について調べてみると、公的年金の加入者などが亡くなった場合に、一定の要件を満たす遺族へ支給される年金であることが分かりました。

遺族年金には、遺族基礎年金と遺族厚生年金があります。

遺族基礎年金は、一定の要件を満たす「子のある配偶者」や「子」が対象となります。

遺族厚生年金についても、亡くなった人の年金加入状況や遺族との関係などによって、受給するための要件が定められています。

このように、遺族であれば誰でも受け取れるわけではなく、亡くなった人との関係や遺族の状況などによって受け取れる年金が異なることが分かりました。

公的年金制度には、加入者などが亡くなった場合に、残された家族の生活を支える仕組みも用意されていることを知りました。

3種類の年金はどう違う?

ここまで調べてみると、3種類の年金は、主に支給される場面がそれぞれ異なることが分かりました。

老齢年金は、高齢になったときの生活を支えるための年金です。

障害年金は、病気やけがによって一定の障害の状態になったときに、生活を支えるための年金です。

遺族年金は、公的年金の加入者などが亡くなった場合に、一定の要件を満たす遺族の生活を支えるための年金です。

また、それぞれについて基礎年金と厚生年金の給付があり、加入していた年金制度や年齢、家族構成、障害の状態などによって、受け取れる年金や金額が異なります。

公的年金制度は、単に老後のためにお金を受け取る制度ではなく、「老後」「障害」「死亡」という人生で起こり得るさまざまなリスクに備える所得保障の仕組みになっていることが分かりました。

今回調べてみて

今回調べてみて、公的年金制度で受けられる主な年金給付には、老齢年金・障害年金・遺族年金の3種類があり、それぞれ異なる役割を担っていることがよく分かりました。

また、年金というと老後の生活を支える制度というイメージがありましたが、公的年金制度は病気やけがによる障害や、加入者などが亡くなった場合にも備える社会保障制度であることを改めて理解することができました。

さらに、年金給付は基礎年金と厚生年金からなる2階建ての構造になっており、加入していた年金制度などによって受け取れる年金の内容が異なることも分かりました。

老齢年金は老後、障害年金は病気やけがによる障害、遺族年金は家族が亡くなった場合というように、それぞれ支える場面が異なります。

公的年金制度は、人生のさまざまな場面で私たちや家族の生活を支える仕組みになっていることを知りました。

老齢・障害・遺族の各給付がすべて基礎年金と厚生年金の2階建て構造になっている点や、それぞれに対象者や加入状況などの細かい受給要件が定められている点には留意する必要がありそうです。今回の調査で人生のさまざまなリスクに対応する各給付の全体像を整理できたため、今後年金に関する通知やニュースを確認する際にも、それぞれの内容を正しく把握するための材料にしたいと思います。


今回は、年金にはどんな種類があるのかについて改めて整理した記録として残しておこうと思います。

参考にした資料

  • 厚生労働省「年金制度の仕組みと考え方 第1 公的年金制度の意義、役割」
  • 厚生労働省「年金制度の仕組みと考え方 第2 公的年金制度の体系(被保険者、保険料)」
  • 厚生労働省「年金制度の仕組みと考え方 第3 公的年金制度の体系(年金給付)」